Produced by H.D.C.


PAGE 2

   亭主の子育て論 その1

 男の立場から見た子育てについて語ろうと思う。
「パパの考える・・・」ほど若くもスマートでもないので、あえて「亭主の考える・・・」のタイトルとしました。
さて、私め、2人の子供がおります。
上は小学校2年生の男の子、下は生後1ヶ月の女の子。
随分と年齢が開いてしまったのですが、親の甲斐性が無いのでいたしかたありません。
上の子が産まれて暫くすると、周りは、「1人じゃ寂しいよ。子供なんて産まれれば勝手に大きくなるものだから・・・」等々、好き勝手なことをかましておりました。
そのとおりに産めば勝手に育つのなら、子供好きの私はサッカーチームができるくらい大家族になっているわい。

 さてさて親もある程度もう1人家族が増えても食わしていけるだけの余裕ができました。
そろそろ兄弟を作ってあげなくちゃ。念願の2人目。
出産までがこんなにも大変なイベントだったのかとあらためて痛感するくらいの試練の連続。
息付く暇もなく十月十日、やっと生まれてきました。
しかも特別産み分けを意識したわけでもないのに女の子。
ちゃんと指五本ある?足ちゃんと動かせる?っと一人目の時と同じように大騒ぎ。
容姿なんぞはこの親故、とんびが鷹を産むことなどあり得ないから、それなりであれば充分と思う矢先、親馬鹿といわれようが何しようが、親に似ず端麗ではないか。
そんなこんなでついに子育てが始まったのである。
今回は序章とし、本題は次回に廻すこととしよう。

 しかし女性は、というより母は強い。腰の座りが違う。
実に沈着冷静であり、堅実である。
何せ10ヶ月間もお腹に子供を宿していて産み落とすのであるからして我慢強い訳である。
男がまねできるわけがない。
母は実に偉大である。

オンラインエッセイ目次に戻る

Mine's Top Page